さまざまなデータから、いよいよ格安SIM(MVNO)の時代がやってきたようです。
今回は、それらの情報を簡単にまとめてみました。
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2017年7月24日 初版
SIMフリースマートフォンの売り上げがトップ10にランク入り
IT Mediaの調べでは、スマートフォンの売り上げトップ10にSIMフリースマートフォンのZenFone がラインクインしたそうです。
以下は、そのランキングです。日本では、圧倒的に iPhone が売り上げの上位を占めていますが、
その中でも 際立っているように思いますね。
[ 出典 : IT Media 総合ランキングにあのSIMフリースマホが驚きのランクイン( http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1707/22/news012.html ) ]
このページトップの画像が、その ZenFone 3 MAX です。
ZenFone 3 MAX のスペックは以下のとおりです。
- メーカー: ASUS
- 画面サイズ: 5.2インチ 1,280×720ドット (HD)
- CPU: MediaTek MT6737M (クアッドコアCPU)
- OS: Android™ 6.0
- RAM: 2GB
- ROM: 16GB
- カメラ画質: 背面:1300万画素
- 前面:500万画素
- micro SD スロット: ○
- SIMカード: micro nano
- 通信(LTE): FDD-LTE (B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B18/B19/B26/B28)
TD-LTE (B38/B41)
W-CDMA (B1/B2/B5/B6/B8)
GSM/EDGE (850/900/1,800/1,900MHz) - Wi-Fi: IEEE802.11b/g/n
- Bluetooth: v4.0
- バッテリー: 4,100mAh
- 入出力端子: micro USB type B
- サイズ: 149.5mm × 73.7mm × 8.55mm
- 重量: 160g
- 本体カラー: シルバー,ゴールド,グレー
なんと言ってもバッテリの容量は、非常に大きく(一般的な格安スマホの2倍くらいあります)充電回数を減らせる点で、非常に好評な一品です。
このスペックで 実売価格は、2万円を切っているので驚きです。売れるのもわかります。SIMフリーの iPhone が 8万円前後することから考えれば、安いですよね。
そもそも スマートフォンは、2 ~ 3 年もすれば、すぐに陳腐化してしまいます。
(長くても 5年程度が寿命と言われています。まず、バッテリーが持ちません。続けてメモリが寿命を迎えます。)
昔のPCもそうでしたが、開発スピードが速く、OS、アプリを含むソフトウェアが、古いスマートフォンで動作しなくなり、
いずれ、交換を余儀なくされますから、安く済ませたい方には、これらのスマートフォンは魅力的ですよね
ただ唯一の欠点は、生活防水がない点ですかね。
おサイフ(決算機能)は要らない方も多いですが、やっぱり、うっかりして水につけてしまうとか、雨に濡れてしまうとかはありますから、
防水があると安心なんですけどね。(日本特有なんですかね、これって。)
格安SIM(MVNO)のシェアが全体の1割越え
MM総研の調べでは、Y!モバイルを含めた格安SIM(MVNO)のシェアが全体の1割を越えたそうです。
以下は、その概略です。
- メインで利用しているMVNOは7.4%、昨年より1.8ポイント増
- 格安SIMサービスの認知度は87.8%、内容理解は44.1%
- メインで利用している格安SIMサービスは「楽天モバイル、OCNモバイルONE、mineo」が上位
- 格安SIMサービスの契約プランは、音声プランが56.5%、データプランが43.5%
- 契約プラン別の格安SIMサービス利用は、音声プランが「楽天モバイル」
データプランが「OCNモバイルONE」でそれぞれ最多 - 格安SIMサービス利用のデバイスは、Androidスマートフォンが最も高く57.3%
- デバイス別シェア、Androidスマートフォンは「楽天モバイル」、iPhoneは「mineo」、
タブレット、モバイルルーターではいずれも「OCNモバイルONE」
[ 出典 : MM総研 メイン利用のMVNOシェアは7.4%(昨年4月は5.6%)MVNOとY!mobileを合わせるとメイン利用シェアは初の1割超え( https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1638.html ) ]
サブ機でなくてメインでの使用で1割越えは、いよいよ、到来ですかね。
SIMフリー端末も レベルが上がりましたね。これから、日本企業も富士通、シャープ、キョーセラと続々新製品が投入されると思います。
楽しみですね。
これらの環境が整ったという意味では、いよいよ格安SIM(MVNO)の時代なのかもしれません。
1割を超えたといういうことからも、これからは、加速度的に広がるかもしれませんね。
それを懸念してか、
3大キャリアも、次々と格安SIMの子会社(OCN系はdocomo、UQはau、Y!モバイルはSoftBank)を作り受け皿としてきましたが、
それ以外に流れるユーザが多いので、さらに 独自の格安プランを提供し始めています。
ソフトバンクだけは、いままで回線の開放を拒んできたということもあって、まだ、ユーザが流れにくくなってはいるといわれています。
いち早く見越して、頑なに回線の開放を拒んでましたからね、やっぱり、したたかですよね。
ただ、現在では、b-mobile へ回線が解放されましたので、これからは、厳しい状況になるのかもしれませんね。
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