3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)の審査基準
そもそも これだけ審査が厳しくなったのは、他でもありません、振り込め詐欺防止策のためです。
社団法人 電気通信事業者協会から、 2009年1月のプレスリリースされた
「振り込め詐欺の被害防止対策の取り組みについて」
を基準に各社取り組みを行っています。
簡単に先の文書内容の審査基準の抜粋を記載しておきます。
- 個人契約の利用料金の支払い方法の制限による本人確認の強化
携帯電話・PHS事業者は、2009年2月より、本人確認の強化策として、利用料金の支払方法を、原則としてクレジットカード払い及び銀行口座引落としのいずれかに限定し、店頭でクレジットカード及びキャッシュカードを確認させて頂きます。
- 本人確認が行えない回線の契約者情報を携帯電話・PHS事業者間で共有することによる審査強化
携帯電話・PHS事業者は、2009年春より、携帯電話不正利用防止法に基づき、警察から本人確認の求めのあった回線について、本人確認に応じて頂けずに利用停止となった回線に関する契約者の情報を事業者間で共有し、審査強化に活用致します。
- 個人契約の契約回線数の制限による大量不正契約の防止
携帯電話・PHS事業者は、同一名義での大量不正契約の防止を図るため、原則として、個人契約の契約回線数を5回線までに制限させて頂きます。現在、回線数の制限を行っていない事業者については、準備が整い次第、順次実施する予定です。
1項は、支払方法を限定し、身元確認ができるようにする。
2項は、ブラックリストを作成、リストに載った場合新規契約できなくする。
3項は、複数回線契約の制限を設けて犯罪者への携帯電話の譲渡を防ぐ。
特に3項目ですね、その当時、高額なアルバイトとして携帯電話の契約というものがありました。
簡単にいうと、お金欲しさに犯罪者の代わりに携帯電話契約をするというものです。
一人で何台も契約できたので、何回もそのアルバイトを行った者が知らない内に犯罪のほう助を行うことを未然に防ごうというものです。
これらのことから、結局、個人契約では 5回線までというのが基本になっています。
以降、一応、各社でその制限について微妙に異なるので、調べたものを記載しておきます。
ドコモの審査基準
下記のドコモサイトからの抜粋のように、基本的に データ回線 5 回線まで 、音声回線 5 回線まで となっています。
同一名義での大量不正契約の防止を図るため、原則として、同一個人名義における契約回線数を現在ご契約中の回線および、電話番号保管中の回線、ご利用休止中の回線を含め、当社が定める回線種別ごとに最大5回線に制限いたします。
https://www.nttdocomo.co.jp/support/procedure/change_release/owner/#p05
auの審査基準
データ回線 5 回線まで 、音声回線 5 回線まで とされていましたが、今は、以下の記述のみとなっており、
同じ名義では 5 回線までとなったようです。
さらに、3回線目からは、利用者情報を提示しないと契約できないようで、「振り込め詐欺」対応強化?のようです。
同一名義での大量不正契約の防止を図るため、原則として個人契約の同一名義における契約回線数を累計5回線までに制限させていただきます。
http://www.au.kddi.com/mobile/information/contract/
ソフトバンクの審査基準
最大 5回線までのようですが、残念ながら、明確な記載がありません(見つけきれません)でした。
また、ネット情報(ツイッターを含む)によれば、2回線までは通常契約で可、3回線目からは利用者情報の登録が必要とのことです。
ただし、この情報もソフトバンクのサイトには、、残念ながら、明確な記載がありません(見つけきれません)でした。
プリペードの場合は、下記のように明記があり 2回線までとなっています。
同一名義にて個人のお客さまは2回線まで、法人のお客さまは、10回線までお申し込みできます。
http://www.softbank.jp/mobile/support/prepaid/steps/contract/
mineo(マイネオ) の審査基準
プチ炎上した mineo は、審査基準を公開しました。
今現在(2016.2)において、mineo(マイネオ) の審査基準は、
https://king.mineo.jp/magazines/special/205
にて公開されています。
ざっくり、要旨を記載しておきます。
- 同一のお客様からお申し込みいただける契約数は、5契約まで
- 契約を超えてお申し込みがあった場合、そのお申し込みを承諾しない場合がある
- 同一住所でお申し込みいただける契約数は、10回線まで
その契約数のカウントの仕方は、以下のとおりです。
「契約数のカウント方法」
回線のご利用に伴う各種お支払いの完了が確認できるまで、解約を申し込まれた回線もご利用中の回線として取り扱う。
ざっくりいうと、
解約中の回線なども含めて基本5回線までで、契約者名が異なったとしても 同じ住所なら最大10回線までが契約の限界となります。
もちろん、クレジットの審査などは、基本的に行われますが、ただ、これだけなのかなぁ?という感じはします。
あれだけ、
審査に通らかった旨のコメントがある(Amazon)
のは、おそらくシステムの不具合が原因だったのでは?と思いますね。(あくまで個人的な想像です)
これらの審査は、もちろん人力でやっているわけはなく、システムで自動的にはじいていくはずです。
特に (もちろんキャンペーンをやっていた関係もありますが、)ドコモプラン導入時のかなりの混乱が見れるので、
名寄せ、住所寄せに失敗していた可能性が大きいかなと思います。
再申込みで審査通過という事例からしても、不具合の可能性が大きいかなーーーっ、。
今は、落ち着いて生きたのは、ある程度、人のチェックも介しているので、変なものは、無くなってきたのではと思います。
しかし、今での審査に通らなかったというコメントをみますに、条件などが、ほかにもあるのかもしれません。
例えば、auプランなら、auからのMNP転出 → mineo MNP転入 の場合などで、2回線とカウントされていたりするのかもしれません。
いかがだったでしょうか?
契約数の制限は、5回線というのが基本的のようです。
MVNOでをいっぱいデータSIMを持ちたいと思う方も多いと思います。その際は、契約数に注意しましょう。
また、MVNOでは、3大キャリアとは異なり、店舗で無く 自分でネットで登録作業を行います。
その際に、契約時の提示する住所、氏名と身分証明書の住所、氏名が一致していないと審査に通らないこともありますので、
超基本ですが、契約時時は、十分、気を付けましょう。
